PCアップグレードに伴い不要になったPC用電源(きれいな外装なので、とっておいたATX電源、EVER GREEN MODEL:LW-6450H-4)を12v専用電源(製品定格は12V17A)に利用してみた。
[ご注意]
PC用電源を利用・改造する方は自己責任でお願いします。特に入力100vで出力電流も大きいので、非常に危険です。接続も絶縁も配線取り回しも相応相当の注意とスキルが必要です。改造したPC用電源の利用に際しても正常動作/品質/保証の確保ができないので、自己責任でお願いします。
さすがに数年利用したものなので、内部のほこりが多く、アルコールで清掃。ほこりの除去はショートや温度上昇防止のためにも重要な作業。および、部品状態(特にコンデンサ)や基板/抵抗の変色(焦げがないか)、半田はがれ/断線がないか、を確認しておく。状態が悪そうなら、利用は中止すべきであるが、今般は全体的にきれい。
この製品の場合、「PS/ON」を直接にGND接続するだけで、電源ONで12v出力(調整後は13.0v)が得られた。さらに半固定抵抗の調整により若干の電圧調整ができる。動作状態は電源ONでファンが回るが、もうひとつ「PG」を抵抗を介してLEDに接続。LEDは基板上につけた(背面が網目なので、基板上に接続したLED点灯は外から見てもわかる)。
※製品により、接続や動作状態が違うようです。
実働結果
・無負荷出力:13.0v
・2A負荷接続:2A出力はOK、ただし電圧は12.4vに低下>電圧低下後は安定
・10A負荷接続:10A出力はOK、ただし電圧は12.4vに低下>電圧低下後は安定
・14A負荷接続:14A出力はOK、ただし電圧は12.4vに低下>電圧低下後は安定
※最大電流17Aの負荷がないので、14A負荷まで測定
結果として負荷接続により電圧低下は、あるものの、電圧低下後は安定しているので、15A出力くらいまでは利用できるだろう。尚、無線機に、この電源を接続しても特にノイズは気にならなかった。DM-330を接続した場合と比較しても、遜色ない感じ。
以下、気になる点
・小信号入力でのノイズ
・長時間連続運転
・CWのような短時間断続運転
利用したPC用電源は見えない劣化や品質・故障も気になるので、電源監視用として電流計/電圧計を作ってみた。
電流計は直接接続できる30Aの電流計を使用。電圧計は安価なデジタル電圧計。電流計の上のLEDは照明用緑LED。電圧計の上の赤LEDは電源ON点灯。(電流計も電圧計もネットで探すと、意外と安いものがあります。今回は電流計と電圧計を新規購入して約1.5K、他はありもので済ませた)
右側の電源接続線にはノイズ除去(気休めかも)のコアを追加。