RTL-SDR比較(スペアナ製作を目指して)

最近のリグ流行りのスペアナ機能をTS-570に付加したい。先般購入のuBITX V6にも付けたい。
そこでRTL-SDR+PCの利用を考え、2種類を比較してみた。1台目のノイズが多い気がしたのと、
AM放送が聞こえない感じがしたので、故障なのか性能なのかが不明なので、おもいきって2台目
を購入。

以下、比較ですが、多分に主観が入っています。数値評価はしていません。

        「RTL-SDR V3」   「Nooelec RTL-SDR v5」
価格(2024年) 約\3.5K       約5.5K
大きさ     -          やや小型
購入先     大陸大手通販     国内大手通販
荷姿      本体だけ       ビニール小袋入り、Support Card入り
サポート    ?          同封のSupport Cardで対応
コネクタ保護    なし         USBコネクタキャップあり、SMAコネクタキャップあり 
SMAコネクタ組付け なし         SMAコネクタ筐体ネジ止め
基板      2枚重ね付け     1枚、内部ブレ止め封入
熱対策      なし         内部にヒートシンク付き
70MHz/FM受信 ちょっとだけ優位   ー
FM復調     ちょっとだけ優位   ー
70MHzSSB復調 ちょっとだけ優位   ー
AM/7MHz受信  NG          概ね良好
AM復調     -          概ね良好
7MHzSSB復調  ー          概ね良好
 ※ソフト:sdrshapeを使用
 ※70MHz:TS-570のIF(70.05MHz)を外部に出力させているので、それをRTL-SDRへ接続
 ※FM受信、AM/7MHz受信:ロッドアンテナ使用

「RTL-SDR V3」
FMバンドで、ちょっとだけ優位なのが驚きです。AM/7MHzの受信がNGなのは単に受信感度が
悪いだけかもしれません(Nooelec商品紹介にはHF15dB改善と記載があるのでこの差かも)。
熱処理もなく、SMAコネクタ組付けもなく、耐久性に難があるかもです。
FMバンド以上なら、こちらかも。

「Nooelec RTL-SDR v5」
さすがに紹介ページにSDRを推しで記載してあるように、HF(AM/7MHz)の受信も可能なので、
そのままで幅広い周波数で使用できるでしょう。SMAコネクタ組付けや熱対策もあり、耐久に配慮
されています。受信アンプ、耐久性の向上、サポート対応、安心料が約\2Kですかね。
HFで利用するなら、こちらです。uBITX V6のIFはHF側なので、これを利用するしかないです。

「リグ流行りのスペアナ機能になり得るか」
リグ搭載スペアナにはかないませんが、ソフト次第でしょう。今般ではsdrshapeの設定により、
近いものは表示できていますが、サンプリング設定、感度設定(AGC設定)の試行が必要です。

・「RTL-SDR V3」と「Nooelec RTL-SDR v5」
 「Nooelec RTL-SDR v5」の方が小型でしっかりした作りです。

・「Nooelec RTL-SDR v5」送付状態
 親切にもSupport Card入りです。黒のコネクタキャップがされています。

・「Nooelec RTL-SDR v5」コネクタ部
 SMAコネクタが筐体にしっかりネジ止めされ、耐久性が向上しています。

・「Nooelec RTL-SDR v5」コネクタ部
 中にブレ止めが封入されています。よく見るとヒートシンクがあります。

・「RTL-SDR V3」基板
 2枚組の基板です。これでもFMバンドはOKなので、ありか?

以上