TS-570復帰(1):火入~TCXO導入

長年しまい込んでいたTS-570を復帰してみた。
暖かい日を選んで、火入れ(稼働部分は少ないとは言え、寒い日は何かと硬めになっているので避けました)。受信は全体的(HF~50)に、受信は問題はなさそう。送信出力が若干落ちているがフルパワーで運用する状況でもないので問題なしとしよう。ボリュームは場所によってはガリっている。一生懸命左右に回して、しばらく通電して復活することに期待する。
さて、このリグでFT8を運用すべく、TCXOを入れて、インターフェースを作ることにした。

TCXOは、もはや純正は無く、オークションでも高価なものになっている。精度も今より適当に良くなればよいので、Ali…で購入した。いつものように、平均的な価格帯の中央値で販売実績が有るところに注文。2023.03.11時点の価格は1828円(送料無料)。2023.03.11に注文して2023.03.18に到着(今回は早い)。

いつものパッキング袋に、結構厳重に厚手ビニールで挟んで、さらに大きな厚手ビニールでくるんで梱包されていた。

純正ではないので、それなりの細工が必要。基板を切ってTCXOを載せて、配線して、取り付けた。

TCXOはIC14ピンサイズで、4ピン分のピン配置(左下が1:NC、右下が7:GND、右上が8:OUT、左上が14:VCC)。GNDとVCCは、お約束の7番ピンと14番ピン。基板裏面はGNDラインを銅箔で貼り付け。TS-570側のVCCとOUTの位置関係がTCXO側と逆になっているので、VCCは基板裏でリード配線(GNDの広がりを重視)。基板に使用したヘッダピン径が若干大きいため、ちょっとだけ削る。スペースが厳しくGNDピンを上写真の左下にもう一つ付けたいが断念。
TS-570の取り扱い説明書に則りTCXOを取り付ける。TS-570の取付位置には親切にOUTとVCCのシルクがある(やさしいですね)。シルクがないピン穴は3つとも基板裏面で確認したところ全てGNDだった。
TS-570の基板取付ネジと基板を受けから見て左側の放熱器用スプリングとCN1コネクタを取り外しす。基板を固定するボス(突起)があるので、基板を上へちょっと持ち上げてボスから外して、そのまま基板を前側にずらして基板上の背面コネクタ類を本体ケースから本体前側にくるように、全面側のフレキシケーブル等を傷つけないように注意しながら、そのまま基板全体をゆっくり車のボンネットのように基板後側だけ上へ持ち上げる(TS-570の取扱説明書記載の図は、基板の傾けがやりすぎと思う、ここまでやるとフレキシケーブルの断が心配)。この状態で基板を立てた状態でTCXOをハンダ付け。ハンダ付け後にR503とR504のリードをカット。※詳細はTS-570の取扱説明書を参照ください。丁寧に説明されています。

基盤を戻した状態で、電源をいれて周波数表示が問題ないことを確認して電源OFF。上下ケースを取付て数時間エージング。特に動作に問題なし。
TCXOの導入完了。

次は、①RSC233接続:TS-570はRSC233端子を装備し、PCとストレートケーブルで接続できるはずなのでUSB-シリアル変換器を購入、到着待ち。②アクセサリ端子からFT8用信号を接続:DIN13ピンコネクタは国内購入が難しいのでAli…へ注文、到着待ち。