同梱のチェックリスト(Contents List)を見ながら、部品をチェック。組み立てに関する資料は入っていないので、ネットの情報やYouTubeを確認する。
同梱の品書きも見ておく。電源条件やアンテナ条件が記載されている。
メインボードにはアンテナ端子はBNC、その他のジャック類も直付けされているのでシャーシへの組み込みのみ。バックパネルを外して、メインボードをフロント側に押して・VR(電源ONスイッチ付)やジャック穴に合わせて、取り付け。
ロータリーエンコーダー(TUNEダイアル用)は別付けなのでフロントパネルに取り付け。
TFT(タッチ機能付320x240TFT+制御部Arduino Nano)をメインボードに差し込み、フロントパネルに取り付け。
USB延長ボードを取り付けて、外してあったバックパネルをBNCコネクタ用穴位置に合わせてシャーシに取り付け。ツマミ、スピーカーを取り付けて、完成。ゆっくりやっても1時間くらいでしょうかね。
最後に印字テープで名称をつけて終了。
【動作確認】
・各バンドで受信はできているようだ。USB/LSB/CWの切り換えも可能。
夜間は中波ラジオの混信がひどい。
IC-7300と比較するのも酷だが、IC-7300でS1以下で判別できるものは、さすがにuBITXでは受信
不可。IC-7300でS2くらいなら受信可能。
・本機はアマチュア無線局の免許を受けていない状況なのでパワー計とダミーロードを付けて送信
テストをしてみる。尚、本キットのキー入力の初期設定はパドル動作になっているので、TUNE
ダイアルを長押して、設定メニューからストレートキー(”Hand Key”)に変更する。
手を入れる部分は多そうである。当然ファームも変更したい。
アンテナチューナーは手動が必須のようである。
ツマミの製造加工精度が悪く、これは、交換予定。
製作に関する参考資料は製作中です。
(更新2024.01.02)
ざっくりと測定したので追記した。参考値です。
1)送信電力
電源電圧12V、市販の電力計にダミーロードで終端し、電力と電源電流を測定した。
3.5MHz 約4.0w 約1.26A 7MHz 約2.0w 約1.10A 10MHz 約2.5w 約1.11A
14MHz 約3.0w 約1.05A 18MHz 約1.6w 約0.95A 21MHz 約2.0w 約0.94A
28MHz 約0.8w 約0.77A
できれば、全バンド5W位のQRP機に仕立てたいですね。
2)送信スプリアス
電源電圧12V、市販の電力計に30dBアッテネータを接続し、TinySAでスプリアス領域のスプリアス
を測定した。ついでに手持ちのアンテナチューナーを付加した場合も計ってみた。記載のdB値は
減衰量。
3.5MHz 最低値45.4dB アンテナチューナー付加した場合48.4dB
7MHz 最低値50.3dB アンテナチューナー付加した場合54.8dB
10MHz 最低値50.2dB アンテナチューナー付加した場合61.74dB
14MHz 最低値56.3dB アンテナチューナー付加した場合60.7dB
18MHz 最低値54.5dB アンテナチューナー付加した場合56.1dB
21MHz 最低値50.0dB アンテナチューナー付加した場合52.5dB
28MHz 最低値50.1dB アンテナチューナー付加した場合49.6dB
アンテナチューナーを付加したほうが、スプリアスは全体的に抑えられていた。また、中波帯ラジオ
の混信防止にも役立っていた。
28MHzのアンテナチューナー付加ではスプリアスが増えているが、誤差範囲かと思う。28MHzでは
アンテナチューナーで抑えきれていない感じもある。